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                  何年も眠っていたピアノが工房にやってきました。
 
  
                     
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                  埃が積もっていたり、カビがついていたり、錆が発生しています。 
                    
 
  
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                  外装を外して、作業を開始します。 
                    
 
  
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                   鍵盤の下です。埃、ゴミ、虫の卵等を徹底的に除去します。 
                    
 
  
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                   弦、プレッシャーバー、アクションボルトなど、内部の錆、汚れを除去します。 
                    錆が原因で弦が切れることもあります。
 
  
                     
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  ペダルも分解し、錆を除去します。 クロスを新品交換し、グリス処理を施します。
 
 
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  細かなぺダリングが可能になります。 ギシギシする雑音も無くなりました。
 
 
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  右ペダルのダンパーを稼働させる ダンパーロッドも、分解して研磨します。
 
 
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  ダンパー全体の雑音が無くなり、 動きもスムーズになりました。
 
 
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  1つ1つのダンパーを押し上げる、 ダンパースプーンの錆も除去します。
 
 
 
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  個々のダンパーの動きが滑らかになります。 アクションを分解しないと、 磨けないパーツです。
 
 
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  鍵盤の支点になるバランスピンの錆を 徹底的に除去、研磨します。
 
 
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  鍵盤の支点であるバランスピンが錆ていると、 タッチが悪くなり、鍵盤の戻りも鈍くなります。
 
 
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  白鍵の表面と、サイドの汚れを除去します。
 
 
 
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  表面が滑らかになり弾き心地が良くなります。 目につく所なので綺麗だと気持ちが良いです。
 
 
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  黒鍵も磨きます。カビも除去します。
 
 
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  綺麗になりました。
 
 
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  鍵盤の下のフロントパンチングクロスを 全体新品交換。虫に喰われていました。
 
 
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  フロントパンチングクロスはタッチを 揃えるためにも重要なパーツです。
 
 
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  バランスパンチングクロスです。 欠けている所が虫喰いの跡です。
 
 
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  バランスパンチングクロスが虫に喰われると、 鍵盤の高さが変わってしまったりします。
 
 
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                     鍵盤の下の、キーバックレールクロスも    新品に交換します。    クロス自体がかなりへたっています。
 
 
 
 
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                     鍵盤関係のクロス類を新品交換すると、    鍵盤の高さ、深さなどがすべてリセット    されます。    クロスが馴染むまで、何度も何度も    鍵盤の高さ深さを調整し直します。
 
 
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  ハンマーアンダーフェルトもかなり虫に 喰われており、ドイツ製クロスに新品交換。
 
 
 
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  返ってくるハンマーのクッションの役割を するのと同時に、ハンマーと弦との距離を 一定に保つ役割りをする重要なクロスです。
 
 
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  ペダル窓のフェルト、 クロスも新品に貼り替えます。
 
 
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  見た目だけではなくペダルを踏んだ時の 深さや雑音防止にも関わります。
 
 
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  弱音器のフェルトに虫のサナギがありました。 新品に交換します。
 
 
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  フェルトの厚さも揃い、弱音の効果が 均一になります。
 
 
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  ハンマーの連打を可能にするスプリングコードが 断線多数。全鍵、新しいコードに張り替えます。
 
 
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  このコードが劣化して切れていると、連打が 効かなくなります。重要なコードです。
 
 
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  ブライドルテープ、ブライドルチップの劣化損傷 がひどく、ちょっと触ると砕けるほどでした。
 
 
 
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  全鍵、新品に張り替えます。 この部品はハンマーの戻りを助けます。 連打をするためにとても重要です。
 
 
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                   鍵盤のバランスブッシングクロス、フロントブッシングクロスを黒鉛処理します。 
                    全てのピンの錆を落とし、ブッシングクロスを黒鉛処理することで、 鍵盤の動きがスムーズなると同時にクロスの摩耗を防ぎます。
 
  
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                   ダンパースプリングとレバークロス、ウィッペンヒールクロスも黒鉛処理します。 
                    動きを良くするのと同時に、雑音防止、劣化防止になります。
 
  
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                  メカニック整調、整音(ヴォイシング)、調律、 その他点検。外装を取り付けて全体総点検。 
                    
 
  
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                  全体の鍵盤の動きを何度も調整し、理想的なタッチにします。 調律は音が落ち着くまで、可能な限り何度も行います。 
                    
 
  
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